｢熱狂マニアさん｣ニトリをゴリ推し企画で､BPOが｢放送倫理違反｣と認定!

TBS系『熱狂マニアさん!』で2024年10月19日に放送された回が、番組と広告の区別が曖昧だったとして放送倫理違反があったとBPO(放送倫理･番組向上機構)が認定した。

大手家具メーカーのニトリが大好きだという一般人に密着して、商品を多数紹介する内容だった。画面の左上に同社のロゴマークが表示されており、番組の合間でもニトリのCMが二度流れた。
ニトリのファンにカメラを向けて、その"熱狂"ぶりにスポットを当てるコンセプトだが、視聴者の立場からするとニトリの宣伝映像が長々と流れているようにも見えた。

BPOが提出した意見書には、下記のような問題点が指摘されている。

「番組と広告の識別に関して番組制作者の認識が甘く、視聴者から疑念を持たれる可能性が高い内容が放送された」
「ニトリのCMが番組本編と直結または近接して流れたことも重なり、視聴者から疑念を持たれる可能性をさらに高めた」
「事前の考査も十分に役割を果たすことができなかった」

在京キー局に「放送倫理違反」の判断がくだされたのは史上初。TBS側は「真摯に受け止め、番組と広告の識別について番組の制作から放送に至る過程において適正な対策を講じ、視聴者の皆様の信頼回復に努めてまいります」とコメントしている。

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